川勝平太静岡県知事vs田辺信宏静岡市長の対談

2016年の夏、川勝平太静岡県知事と田辺信宏静岡市長が対談を行いました。両者の意見は食い違い、険悪なムードが流れてしまい、県市の連携は絶望的になったそうです。今回の記事では、その流れを追っていきたいと思います。

 川勝平太静岡県知事の主張

問題となったのは「静岡型県都構想」でした。川勝平太静岡県知事は市を県都にして、葵・駿河・清水の3つの区間を「特別区」にするという構想を打ち出しました。これによって、3つの区間は中核市並みの権限を持つことができるようになり、まちづくりのためにプラスになるというものでした。この背景には、人口問題などの経済的な視点が考えられます。経済学を背景に持つ川勝平太静岡県知事らしい考えと言えば、考えです。

田辺信宏静岡市長の主張

これに対して、田辺信宏静岡市長は真っ向から反対しました。県には応援してもらうだけで、ようやく静岡市は政令市の権限を握ったのだから、少しずつ成長をするのを目指したいというものでした。両者の意見の相違には、成長のペースの相違が要因として考えられると思います。田辺信宏静岡市長は「一緒にやるつもりはない」と断言し、具体的な事案も出せない川勝平太静岡県知事に意を投げかけました。
政治

静岡のより良い街づくりのために

紛れもなく、町のことを一番よくわかっているのは町の民です。それを代表しているのは田辺信宏静岡市長の方が強いでしょう。県からトップダウン的に法案を打ち出しても、それがまかり通るものでなければ、受け入れられないというのは人間の情を考えても当然だと思います。人間はロボットではないのですから。また、具体的な事案がないというのも考え物です。抽象的な理屈ばかり述べられても、実際に行動計画に沿った具体案がないと人間の心には届きません。やはり、川勝平太静岡県知事は学者あがりということもあって、研究者的な視点から物事を考え、提案してしまったことが問題ではないでしょうか? 政治は民のことを一番に考え、よりよい社会をつくるために、偽善的ではなく、地に足の着いた形で行う必要があります。川勝平太静岡県知事も実際問題のことをもっと踏まえ、田辺信宏静岡市長の方は理論的な解釈ができるようになるのが、両者の歩み寄りにつながる一番の手だと考えられます。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です