2017静岡県知事選挙は川勝対溝口の一騎打ちへ!(知事選挙経緯まとめ)

3行サマリー

細野氏への禅譲を自らひっくり返した川勝知事
溝口氏出馬表明と宮沢氏無念の出馬撤回
自民支部に広がる溝口支持、共産党は川勝支持へ

細野氏への禅譲を自らひっくり返した川勝知事

 約1年前から続いていた、自民党の県知事候補者捜しは難航を極めた。現職の川勝知事を倒すということのハードルの高さに、声をかけた候補者からはことごとく断られた。
 そんななか細野豪志衆議院議員(民主党)に県知事選出馬の動きあり、との情勢が表面化してきたのが2月ごろである。自民党は独自候補の擁立活動を続けながらも、細野氏との連携も模索を始めた。細野氏も民主党の代表代行の辞任や憲法改正私案の発表など、自民よりの雰囲気の醸成に努めてきたと分析する。
 その動きを察知した川勝知事は「2.2点」の評価を出した自民党が細野氏に
接近していることに激怒。そもそも川勝氏より細野氏に対し「知事を譲りたい」と持ちかけたていたにも関わらず、それまでの交渉を撤回し自身の出馬の腹を括った。「川勝知事が出ても出馬する」と自民党に意欲を伝えていた細野氏もスズキの鈴木修会長の鶴の一声で出馬を断念。川勝知事は4月25日の記者会見で知事3選に向けた出馬表明を行った。

溝口氏出馬表明と宮沢氏無念の出馬撤回

 4月28日に新聞各社が一斉に溝口紀子氏の出馬意向を報じた。溝口氏は5月1日に静岡文化芸術大学の教授職を辞し、同日に出馬表明の記者会見を行った。
 時を同じくして、自民党の塩谷立県連会長と新旧三役が自民党の宮沢幹事長(当時)の立候補の意志を受け、宮沢氏の立候補を前提とした党内調整に入った。5月2日に緊急招集された自民党静岡県連の役員会は混迷を極めた。宮沢氏のもと、自民党の知事選を戦い抜きたいという意見に対して、静岡支部・浜松支部からは宮沢氏の知名度の無さから溝口氏を擁立して知事選に臨むべきとの意見も出され、宮沢氏に対する推薦に関しては見送られる結果となった。
 自民党県連の推薦が固まらなかった事実を重く受け止めた宮沢氏は、思案の時間をとり、同日夕刻の議員総会で出馬の撤回を表明し、自民党の知事選候補擁立作業の終了を宣言した。

自民支部に広がる溝口支持、共産党は川勝支持へ

 県連の独自候補擁立断念を受け、静岡市支部がいち早く溝口氏の推薦を決定した、その後自民党支部単位での溝口氏推薦の動きは燎原の火の如く県下各地に飛び火し、5月28日までに、静岡市の四支部、浜松市の浜松、浜北支部、磐田市の五支部、沼津支部、袋井支部が推薦を決定している。
 5月22日の自民党大会においては県連としての自主投票が決定されたものの、その決定に不満を抱いた静岡支部などが退席するなど、大荒れの大会となった。
 独自候補擁立を模索していた共産党は、候補擁立を断念し、国政における選挙協力と、自民党支部が推薦する溝口氏は応援できないことを根拠に事実上の川勝支持の自主投票を表明し、溝口氏と川勝氏の一騎打ちの構図が確定した。

静岡県知事選挙は6月8日告示・6月25日投開票

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です